【三条市長選】滝沢亮氏が立候補会見「市民のために!」  (2020.10.13)

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新潟県三条市の市長選(11月1日告示・8日投開票)に向けて10月11日、三条市下田地区出身の弁護士、滝沢亮氏(34)が記者会見して無所属で立候補することを正式に表明した。

記者会見する滝沢氏
記者会見する滝沢氏

滝沢氏は三条高校、東京・一橋大学邦楽部を卒業し、司法試験に合格。東京大学法科大学院を卒業し、2012年に東京の外資系法律事務所で弁護士登録。Uターンして2018年に「ひめさゆり法律事務所」(三条市元町)を設立した。

市長選に向けて制作したリーフレットには「市民のために!」、「ふるさとを愛する心、限りなく。」のキャッチフレーズとともに、「福祉 政治・行政の原点である福祉施策の佑実」、「子育て 未来のために『今』必要な子育ての支援の拡充」、「起業支援『ものづくりの街』維持のため産業支援」、「ふるさとの未来を創る 休耕地・耕作放棄地を利用し『ふるさとの未来』を創る」、「若者・女性の活躍」の5つを掲げる。

冒頭、「たきざわ亮 後援会」の村上幸一会長が「今は組織としては市民党ということで、市民の皆さんがこぞってこの組織にはいっていただき、選挙戦に臨むとということで実行しながら盛り上げている」とあいさつ。続いて滝沢氏の友人2人が滝沢氏の魅力を話した。

あいさつに立った滝沢氏は、経歴やふるさとでの体験、郷土愛について話してから、三条市長選出馬の話を受けるようになったことについて話した。「研鑽(けんさん)を重ねてきた弁護士として業務を貫くことが、三条市の地域の方々のためになるではないか」と思う反面、弁護士の業務は個別な対応が中心で、すでにあるルールや法律を前提としている。

記者会見
記者会見

考え抜いた結果、「個別の対応、案件にとどまるのではなく、問題の全般的な解決、社会の全般的な改善、改良に向けて実行できる、判断できる市長という立場になり、このような問題解決に向けて責任を貫きたい。自分を挑戦したいという決心に至った」と出馬の動機、経緯を話した。

自身の政策、公約に話を進めた。弁護士業務の依頼者の過半数は地元の中小企業の人で、その経済をしっかりと主張し、責任をまっとうしていく必要がある。後継者不足、事業承継、廃業、M&Aの依頼が多く、「このまちがものづくりのまち、製造業のまちであり続けられるように私は三条市長として重点を置いて事業承継、M&Aだったりそういうところに重視していきたい」。

求人難の問題もある。地元企業の魅力をPRするだけでなく、市外、県外に就職した三条市民にどうやったら三条市の企業を選んでくれるのかヒアリングし、「働く側の意見、気持ちも取り入れた政策を三条市として実行していく」。

2つ目は、福祉と子育て。中学校の友人のひとりが東京からUターンするのに、三条市ではなくとなりの燕市を選んだ。燕市に家を買った友だちもいた。理由は燕市の方が子どもへの医療費のサポートが手厚いことなどがあった。三条市も同じように手厚くすれば、三条市に戻ってきてくれるのにもったいない。子育て支援や医療費などさまざまな補助を可能な限り行い、若い世代が選んでくれるまちをつくっていく。

福祉については弁護士としてこれまでの年半で、「三条市の福祉、どうしても皆さんの善意、皆さんの努力と言うところが非常にそこに頼っている部分というのがどうしても私として気になる」とし、三条市市長として「福祉についてリーダーシップを取り、一人ひとりに優しい子どもだけでなく高齢者や障害者にとっても優しい三条市をつくる」。

3つ目は休耕地対策や荒廃地、耕作放棄地などの対策。遺産相続では、金や価値のあるものだけ相続して、山や田んぼは相続しないという制度はない。「やはりそういう法律では対処できないこと、法律では対処できない物事が行政、政治の役割」で、「休耕田、荒廃した山林をうまく活用して30年後もきれいな三条市、住みよい三条市をつくっていく」。

記者会見場
記者会見場

若者から三条市に住んでもらうには、わくわくするイベント、楽しいイベントが必要。八木ヶ鼻のプロジェクションマッピングなど、「雄大な大自然とデジタルアートを融合したミックスしたデジタルアートイベントを開催したいと考えている」。「三条に若者が来てくれる、三条に住んでる若者たちが、あー、三条に住んでて良かったなと思ってくれるまちをつくる」。

記者からの質問を受けて、国定勇人市長については「同じ一橋大学の大先輩として非常に尊敬している。そして判断力、行動力、実行力、発信力は、全国でも類まれなる能力」と評価しつつ、「一方で行政の決定プロセス、判断プロセスについては、わたしなりにもう少し違うやり方があると考える」。

若さに対する懸念には、全国でも数多くの30代の市長が誕生し、8月には複数の若い立候補者が市長になっており、若さには「わたし自身は懸念している。一生懸命やり抜く」と自信を示した。

国定市長の評価については、三条市の財政面に関する話を多く聞くとし、自身の弁護士としての経験や東京時代の弁護士としてのネットワークを生かして「何らかの精査が必要かと考えている」。財政指標は三条市は問題ないとしているが、これから三条市立大学、複合図書館、体育文化会館の維持管理費などを含めるとどうなるのか、「皆さんの意見を聞きつつ私自身も調査し、精査していく必要があると考る」。

まず最初に取り組みたいのは、最重要課題ではないが、「子育て政策について目に見える形でやっていきたい」。選挙戦は「これまでのような固い組織があるような団体ではなく、市民一人ひとりの皆さま、三条市の皆さまの力が必要になる。ひとりでも多くの方々を巻き込んでお力を借りてこの市長選挙を戦い抜いていく」と決意を示した。

会見会場の壁にはポスターがずらりと並び、イメージカラーの緑のウインドブレーカーを着た支持者らも集まり、選挙ムードが高まっていた。


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