新潟県三条市の市長選(11月1日告示・8日投開票)の投票日まで残り24日となった10月15日、立候補を表明している名古屋豊氏(47)が三条市議を辞職した。
名古屋氏は午前9時半に市役所議長室を訪れ、佐藤和雄議長に辞職届を提出。佐藤議長から書面で辞職許可を受け取り、この時点で辞職となり、3期10年半の議員生活にピリオドを打った。
名古屋氏は、本来は出席予定だった翌16日の三条市美術展開場式が新型コロナウイルスの影響で中止になり、この日の15日午前0時で国定勇人前市長が自動失職となったことから「いいタイミングになった」とこの日の辞職を決めた。
議員控え室のデスクやロッカーにあった自分のものは、事前にすべて運び出した。「デスクの中に初当選の時の資料もあり、やっぱり感慨深い。長かったような短かったような充実した議員生活だった」と思い返した。
「同時にこれでさらなるギアチェンジをして退路を断ち、気が引き締まる思いになった」と話していた。