絵本作家もとやすけいじさんの絵本原画展が16日から11月1日まで新潟県燕市の燕市立図書館で開かれており、燕市民なら親しみを感じる『つばめこうくう』をはじめ4冊の絵本の原画51点を展示している。
もとやすけいじさんは1985年東京生まれで武蔵野美術大学デザイン情報学科を卒業、絵本ワークショップ「あとさき塾出身」。原画展では『つばめこうくう』(佼成出版社)、『カルガモゆうらんせん』(同)、『ぽっぽこうくう』(同)、『しんごうきょうだいのにちようび』(絵本塾出版)の原画を展示し、文章はそれぞれの原画の下に表示している。
初日16日は近くにある燕こども園の年長児28人が来場してテープカットを行った。色鮮やかな作品を見学したあと、ツバメの航空会社の飛行機にさまざまな動物や昆虫が乗り込んで出発する『つばめこうくう』の読み聞かせもしてもらった。
燕市立図書館は毎年、著名な絵本作家の原画展を開いている。昨年も燕市児童研修館「こどもの森」でもとやすけいじさんのワークショップも行われている。
原画展にあわせて絵本作家が燕市を訪れて関連イベントを行うのも恒例だが、今回が新型コロナウイルスの影響で来燕できないため行われない。会場には今回の原画展に向けて『つばめこうくう』に登場するアリのキャビンアテンドなどを描いた色紙も展示している。
会期中は月曜の10月19日、26日が休館、平日は午前10時から午後7時まで、土、日曜と祝日は午前10時から午後4時まで開館。入場無料。