新潟県燕市の第15回燕市美術展(市展)が10月16日(金)から19日(月)まで燕市吉田産業会館で開かれており、初日16日は好天に恵まれて来場者も多く、市民の芸術の秋を味わっていた。
ことしの応募作品は、日本画21(昨年23)、洋画13(12)、工芸・彫刻37(46)、書道29(31)、写真30(36)の5部門で計130点で、昨年の148点より12.1%、18点少なかった。
そのうち入選以上の124点を展示。あわせて審査員出品5点、燕市美術協会会員の66点の合計195点の作品が会場に飾られている。
ことしは新型コロナウイルスの感染防止に対応した。もともと開場式は行っていないが、これまで1度に行っていた授賞式を密集を防ぐため18日の午後4時から日本画、洋画、工芸・彫刻の3部門、4時半から書道と写真の2部門と初めて2回に分けて行う。会場入り口では来場者の体温を計測。場内の通路を一方通行にした。
各部門審査員による作品解説会は例年通り行い、17日(土)の午前11時から洋画(講師:近藤充さん)、午後1時から書道(朝平霞山さん)、午後2時から工芸・彫刻(本間秀昭さん)、18日(日)の午前10時から写真(山田昌男さん)、午後1時から日本画(洞谷亜里佐さん)。図録を1部100円で販売している。
初日16日は好天に恵まれたこもあるの、正午までの来場者は昨年の初日正午までの90人を上回る154人を数え、出足は好調。秋の行楽がてらにでも来場をと呼びかけている。開場は午前9時から午後6時まで、最終日は午後3時まで。入場無料。