10月15日午後8時ごろ、新潟県三条市三条地区の上保内地内、県道大面保内線沿いの三王山古墳群入り口付近でクマが目撃されたことから翌16日、目撃場所が学校区に含まれる保内小学校と第四中学校はクマとの遭遇を回避する措置を行った。
三条市内では山間部の下田地区でのクマの出没情報は珍しくないが、平野部の三条地区では珍しい。上保内地区の目撃場所はちょうど山と平野の境界に当たる。
保内小は目撃場所から北東へ約500mしか離れていない。16日は同校からさらに北東へ約200mの三条市保内公園での校外活動を行う予定だったが、クマと遭遇の可能性があったため中止。教職員によるパトロール、保護者やボランティアによる見守り活動も行った。
第四中は目撃場所から北西へ約1.6km離れているが、目撃場所付近から通っている生徒も多い。修学旅行に行っていた3年生はこの日、修学旅行から帰ったが、午後5時20分に学校に帰着予定だったが、できるだけ早く帰るようにした。ほかの学年も放課後を活動を中止するなど、日が暮れないうちに家に着くよう対応を急いだ。