新潟県三条市の市長選(11月1日告示・8日投開票)への立候補に向けて滝沢亮氏(34)の後援会事務所(三条市荒町2)の開設式が10月17日行われ、100人近くが集まって市長選に向けて気勢を上げた。
神事のあと村上幸一後援会会長は、滝沢氏は「三条市の幸せのため、市民のためこれから頑張っていきたいと、本当に市民第一、市民目線のなかで行政をしてみたいという気持ち」で、行政経験がなくても優秀な職員や議会があると支援を求めた。弥彦神社の渡部吉信宮司も応援のメッセージを寄せた。
弥彦村での伊勢ヶ浜部屋の夏合宿を手伝うようになって親しくなった元横綱日馬富士氏もモンゴルのウランバートルからネットで生中継し、「滝沢さんがこの選挙に勝利していろんな意味で皆さんの支えになっていただけたらいいなと思う」と期待した。
滝沢氏は決意表明を行った。これまでひとりでも多くの人から意見を聞くため朝から晩まで歩き回っているが、「正直なことを言う。この3週間、わたし滝沢亮は大変、とても多くの方からとても厳しい、厳しいお言葉をちょうだいした」と始めた。
「34歳のものになにができるんだいや、おめさんに何ができるんだいや。でも、わたしはぶれない。わたしが三条市長を目指すこの気持ちはぶれない」ときっぱり。それは三条市が大好きだからで、「このぶれない気持ちはきょう、より強固なもの、より固いものになったと市議や大勢の人がサポートしてくれることに感謝した。
市長選まで残り3週間になったが、まだスタートラインにも立ってないと言う人もいる。前にそびえ立つ壁、立ちはだかるハードルはとても波大きく高いが「でも、わたしは負けません」。小学生のころ猛吹雪のなか家から学校まで1時間かけて歩いていたあの時のことを思い出せば「わたし、わたしたちはやり抜ける」と鼓舞した。
「しかし、わたし1人ではやり抜くことができない。皆さまのこれまで以上の協力、力を貸してください。わたしに、わたしたちにもっと力を貸してください。皆さんでもっともっといい三条市を作っていきましょう。どうぞよろしくお願いします!」と最後は絶叫して支援を求めた。
妻の石川佳代氏も急きょあいさつに立った。石川氏は、つい最近まで立候補に反対してきたとし、それは自身が大変になるからというのもあるが、それ以上に滝沢氏自身が批判の声があると言った通り若く政治の経験のまったくない滝沢氏が仮に市長になっても「皆さんのために何ができるんだろうという大きな不安があった」のが立候補に反対した大きな理由のひとつだった。
その不安はまだ消えていないが、「きょうこうしてたくさんの方が駆けつけてくださいましたし、この数週間、滝沢のために滝沢のお願いする私のために皆さん温かいお言葉をちょうだいし多くの方が応援してくださっていることがわかった」。
「今では不安だとか言ってる場合じゃないんだなと思っている。不安だろうがなんだろうがこの滝沢を必ず市長にさせていただいて、皆さまのために働いていただく必要があるんだな今は思う。わたしたちにできることは何でもさせていただく。ただ私たちの力だけではどうしても足りない。皆さまどうか滝沢のために、滝沢市長にするためにご協力のほどよろしくお願いいたします」と求め、最後に滝沢氏の同級生の音頭でガンバローコールを行った。