2016年に国交相から重点道の駅に選定されて新潟県と田上町が一体となって整備を進めてきた「道の駅たがみ」(田上町原ケ崎新田3070)が10月28日、フルオープンした。
田上町役場前の国道403号バイパス沿いに建設された。昨年9月、先に交流会館が開館し、今回は残るトイレ・情報発信・休憩施設と、直売所、飲食コーナー、コンビニ店「ローソン」を備える地域連携施設が完成した。
これにより道の駅等整備検討委員会や交流会館等建設調査特別委員会を設置して施設整備の検討を進め、2017年に交流会館建設工事に着工した道の駅がようやくフルオープンとなった。
竣工式で佐野恒雄町長は「道の駅たがみを多くの方から利用していただき、皆さまより愛され、町民の方々が幸せを感じ、そこから交流が広がり、にぎわいを創出できる施設となるよう指定管理者と協力しながら努力する」、祢津知広北陸地方整備局新潟国道事務所長は「地域の活性化につながる魅力ある施設に発展していくことをするとともに今後とも支援していく」とあいさつした。
祢津所長から佐野町長に道の駅登録証を伝達。菊田真紀子衆院議員は「多くの町民の皆様も大変、喜ばれ、遠くからもそのにぎわいに目を向け、足を向け、大勢の方々が来られることを心から期待する」と祝辞を述べた。
その後、施設前でテープカットとともに地元の竹の友幼児園の年長児と田上いずみルーテル幼稚園年長組の園児がバルーンリリースを行い、田上小学校と羽生田小学校の太鼓クラブ、さらに護摩堂太鼓の演奏が続いて盛り上げた。
地元特産品などを販売する地域連携施設は、入場制限したこともあってオープンから30分たっても100人を超す入場の順番待ちの行列ができた。隣りの加茂市の加茂農林高校が生徒が実習で栽培した農産物を販売した。今後も月1回、出張販売したいと言う。情報発信施設で販売している道の駅「記念きっぷ」も行列ができる人気で、上々の滑り出しだった。