新潟県弥彦村の越後一宮、弥彦神社(渡部吉信宮司)で11月1日から24日まで菊まつり「新潟県菊花展覧会」が開かれており、弥彦の秋の行楽はハイシーズンを迎えている。
菊まつりは新潟県、新潟県教育委員会、新潟県菊花連盟の共催で毎年開かれている。その規模や施設、出品数、 品目の多様さでは県下随一を誇り、ことしも参道や境内をざっと3千鉢ものキクが色とりどりの花を咲かせて彩っている。
加えて宝物殿前に設置されたキクの花で全国各地の名所をミニチュアのように描写する大風景花壇のテーマは、ことしは菊まつりが第60回の節目になるのを記念して「おやひこさま」。3万本の花で弥彦山とそのふもとに創建された弥彦神社や大鳥居を再現して、入れ子構造になっている。
「文化の日」の3日は大勢の行楽客でにぎわい、弥彦神社拝殿前はソーシャルディスタンスを確保していることもあるが、初詣を思わせるような行列ができることもあった。
また、全国に知られる紅葉の名所、観月橋を中心とした弥彦公園もみじ谷の紅葉は、6日で色づき7、8分で、見ごろ前半を迎え、来週にかけて見ごろが続きそうだ。
これにあわせて1日から15日までと21、22、23日の3連休は、午前10時から午後4時まで「やひこマルシェ」を開催し、飲食の店舗が「ヤホール」駐車場に、物販の店舗が「おもてなし広場」に並ぶ。
10月31日から11月23日までの毎日午後5時から9時半までもみじ谷のライトアップが行われている。29日まで恒例の越後三大紅葉ライトアップスタンプラリーも行われており、もみじ谷のほか、柏崎市の松雲山荘、長岡市の越路もみじ園を回ってスタンプを集めて応募すると抽選で各地域の特産品が当たる。