新潟県三条市の市長選で、三条市議を辞職して立候補して敗れた名古屋豊氏(47)は、応援してくれた人たちに感謝し、わびるとともに、「ぜひとも新しい市長となった滝沢さん、そしてその新市長にこの新しい三条市を託した市民の皆さん、みんなオール三条でこの厳しい社会情勢のもと、新しい三条のまち、これを動かしていっていただきたい」とエールを送った。
支援者には「わたしの実力不足でこうやってつらい、苦しい時間を過ごす形になってしまったことを申し訳ないと思う」と謝り、「わたし自身はこの結果を真摯に受け止めてわたしがこの三条のまちのために何ができるのか、あらためて時間をかけて考えたい」と述べ、深々と頭を下げた。
囲み取材では国定勇人前市長が辻立ちに加わった影響を問われて「国定前市長の後継ということでは出馬を決意したということではない。国定前市長は前市長の立場、考えがあると思う。それが具体的な敗因だったととは思えない」と否定。敗因については「どこが敗因かはわたし自身も答えは出せないが、これだけの僅差となり、どこが足りなかったのかは、難しい質問」と述べた。
今後の政治活動については「今は市民の皆さんのこういう判断がくだされたので今後、わたしがどうしていくかということを言える立場にはない。きょうはこの結果を私自身も真摯に受け止めるだけ」と答えた。