新潟県三条市で11月8日行われた市長選で当選して9日から職務を開始した滝沢亮市長は、12日行われた図書館等複合施設建設工事の安全祈願祭が庁舎を出て初めての公務デビューとなった。
滝沢市長は、ダークスーツにレジメンタルタイ、胸にピンクのリボンを着けて参列した。やや緊張したようすもあったが、神事では選挙戦でも見せたように深々と頭を下げてから鍬(くわ)入れや玉串奉奠(たまぐしほうてん)、そして三条市長としてのあいさつをそつなくこなした。
あいさつでは、担当部局が用意した原稿を読み上げるだけでなく、最後に顔を上げて参列者を見渡しながら「本日、このように満天の青空の下、このような式を開催できたこと、本当にうれしく思っております」と自分の言葉を付け加える余裕を見せた。
終わったあとも記者からの質問に口ごもることなく答え、市長然として対応をしていた。