11月10日から23日まで開かれている「やひこ温泉 開運マルシェ」で秋の行楽客でにぎわう新潟県弥彦村の多目的施設「ヤホール」で14日、新潟出身のカレー・スパイス料理研究家、一条もんこさんがプロデュースしたオリジナルカレー「開運だしカレー」をお披露目し、400食をふるまった。
大正時代に弥彦駅前にあったイタリア軒弥彦店の名物カレーの再現をと、一条もんこさんと地元の弥彦温泉観光旅館組合青年部(笹崎人資部長)が開発。コロナ禍もあって1年半がかりでようやく完成した。
弥彦にある越後一宮、弥彦神社にちなんで神への供物の神饌(しんせん)にも使われる乾物のコンブやシイタケ、それにカツオのだしを使う。この日は弥彦産の香辛料ガラムマサラも使った。
12月から村内9つの旅館で提供する食事で提供するほか、その後は旅館以外の村内の飲食店でも提供を広げるほか、レトルトカレーの販売も計画している。
9月21日に「おもてなし広場」で開かれた収穫祭でも一足早く「開運だしカレー」の試食を提供しているが、今回が正式デビュー。一条もんこさんも来場し、「ようやくこうやって皆さんの前で開運だしカレーをふるまう日が来て本当にうれしい」、「食べたあと運が開けるようなカレーにした」、「まだ改良していきたいので皆さんの声を聞かせてほしい」と話し、一条もんこさんから来場者に開運だしカレーを手渡した。
だしを使ったカレーは独特のこくがあり、「今まで食べたことのないような味」、「スパイシーでおいしい」と好評。一条もんこさんのファンも多く、「頑張ってください」と声をかけたり並んで写真を捕ったりしてご機嫌だった。
翌15日は午前10時から午後4時まで「西蒲 酒の陣」が開かれ、弥彦酒造、宝山酒造、峰乃白梅酒造、越後鶴亀、笹祝酒造の西蒲区の5つの酒蔵が参加し、正午から「旅館 櫻家」による各酒蔵の酒と料理を組み合わせた限定50食のペアリングセット販売(2,000円)と5蔵がペアリングについてパネルディスカッションする。
ステージイベントは午前11時半から11時50分までダンス、正午から午後0時半までペアリング&プレゼンテーション、0時半から0時45分まで弥彦芸妓、1時から1時半までJAZZライブ(K-Trio)、2時から蔵元交流トーク「ニシーノの酒場」。会場では午前10時から午後3時半までDJ(TabiiT)、終日で子ども縁日、午前11時から午後1時までバルーン大道芸(フージー)が行われる。