12日から20日まで三条市農村環境改善センターで開かれた令和2年度さんじょう遺跡物語展示会 「長畑(ながいばたけ)遺跡の縄文土器の世界」にあわせて最終日の20日、あんぎん編みのワークショップが行われた。
あんぎん編みは縄文時代に生まれた編み物の技法で、あんぎん台を使い、横糸に対して縦糸を2本単位で編んでいく。ワークショップでは約10センチ四方のコースターを編んだ。
午前だけで15人が参加した。小学校2年生の娘にやってみたいと言われて親子で参加したお母さんは、「楽しかったけど、子どもよりわたしの方が遅いのにびっくり。子どもはあっと言う間に、しかもきれいにできていた」と笑い、娘は作業に熱中して「足がしびれた」と話していた。
長畑遺跡は会場からも近い栄地区にある遺跡。過去に行った発掘調査で出土した縄文土器の14点の復元が完了したことから今回、その展示会を開いた。来年2月13日から3月22日にも三条市歴史民俗産業資料館に会場を変えて開く。
今回、同じ会場でかつて三条市下田地区で伝承されていた「中浦歌舞伎」の写真巡回展「〜地元の役者と舞台裏〜栄会場」も開かれた。昨年、下田地区で開いた写真展の巡回展で、こちらも三条会場として来年2月25日から29日まで三条東公民館でも開かれる。