コロナ禍に見舞われた2020年、最後の日に多くの人たちへの感謝と願いの気持ちを込めた花火を打ち上げようと「大みそか」の12月31日、新潟市西蒲区内の5カ所で「にしかんエール・リレー花火」が打ち上がる。
募金を行って寄せられた196件、202万3000円の協賛金でエール花火を打ち上げる。午後9時10分から40分間隔で打ちあげ場所を変え、巻、西川、潟東、岩室、中之口の5カ所で1カ所75発ずつ打ち上げる。障害物がなければ県央地域からも見ることができそうだ。
感染防止対策で、詳しい打ちあげ場所は公開しない。さらに打ち上げを担当する新潟煙火工業株式会社(新潟市中央区)は、午前0時1分から同社提供のNEW YEAR花火を打ち上げる。県央地域からも見ることができそうだ。
この花火を企画したのは、西蒲地区のテークアウト商品情報をつくろうとコロナ禍で影響を受ける飲食店をはじめ有志で発足した「にしかんPROJECT(仮)」。初めての取り組みで時間がなかったので協賛金がどれだけ集まるか見当が付かず、当初は2、3カ所での打ち上げを想定したが、予想以上の反響があり5カ所に増やした。花火で少しでも元気になって新年が良い年となるよう願っている。にしかんproject(仮)