「大みそか」の31日の新潟県三条市は明け方に−2.8度まで気温が下がり、この冬いちばんの厳しい冷え込みとなった。
正午でも−1.3度と依然、氷点下が続いており、最高気温が0度未満の今冬初めての真冬日となりそうだ。前日からの雪で市街地の幹線道路は雪がシャーベット状になっているが、細い道に入ると雪が車に踏み固められて圧雪となり、歩いていても転びそうになるくらいツルツルの所もある。
車がスリップしやすい路面状況なのでのろのろ運転の車も多いが、さすがに外出を控えている人が多いのか交通量は少なく、日中はそれほど渋滞は発生していないようだ。
新潟地方気象台の31日午前5時57分の発表では、1月1日にかけて強い冬型の気圧配置が続き、北陸地方の上空には強い寒気が流れ込み、県内は平地も含めて警報級の大雪となる見込みで、大雪による交通障害、高波に警戒を呼びかけている。
北陸地方の上空約1500mには平年より8度前後低い−12度以下の強い寒気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となる。とくに31日夜から1月1日朝にかけて、新潟県を通過する気圧の谷の影響で、中越から下越にかけて集中して雪雲が流れ込みやすくなり、その後も冬型の気圧配置が続くおそれがある。
31日午前6時から1月1日午前6時までに予想される24時間降雪量は、いずれも多い所で、下越で平地40cm、山沿い60cm、中越で平地60cm、山沿い80cm、上越で平地30cm、山沿い60cm、佐渡で30cm。
その後、1月1日午前6時から2日午前6時までに予想される24時間降雪量は、いずれも多い所で、下越で平地20〜40cm、山沿い30〜50cm、中越で平地30〜50cm、山沿い 70〜100cm、上越で平地20〜40cm、山沿い70から100cm、佐渡で10〜20cm。さらに1月2日午前6時から3日午前6時までに予想される24時間降雪量は、いずれも多い所で、新潟県の平地20〜40cm、山沿い70〜100cm。