新潟県内は年末年始の大雪が生活を圧迫し始めているが、大雪の恩恵を受けるところもあり、スキー場がまさにそれ。県央地域で唯一のスキー場「冬鳥越スキーガーデン」(加茂市長谷)は2日、積雪や約50センチに達し、今シーズンの営業を開始。1日で300人近くが来場した。
ゲレンデは最長220メートル。ティーバーリフトが3本あり、そり専用コースも設置するファミリーや初心者向けのゲレンデだ。
暖冬少雪だった昨シーズンは雪が少なくて結局、オープンできないままシーズンを終わったが、今シーズんは、この年末年始の降雪で一気に滑走可能な積雪に。圧雪車で雪を踏み固めてオープンとなった。
とくに広報はしていないが、雪が降れば黙っていても加茂市民が利用に訪れ、ゲレンデはにぎわった。利用者はスキー・スノーボードとそりが半々で、ほとんどが小学生以下とその親だった。
降り続ける雪のなかで熱心に滑り方を指導する親もいれば、子どもが滑っているようすにひたすらスマホのレンズを向ける親も。スピードが出過ぎた子どもは「きゃー!」と絶叫し、危なくなったら親の「転べ!」で万事解決だった。
リフトの利用料は1回50円で子どもは25円。1日券は1,500円だが、ことしは県の「にいがたスキーONI割キャンペーン」で電子チケット購入時にクーポンコードを利用すると250円で購入できる。リフトの利用時間は午前9時から午後4時半まで。