三条消防が職員感染で人員不足への対応を急ぐ (2021.1.6)

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5日に消防職員1人の新型コロナウイルス感染が公表された三条市消防署(新潟県三条市)では、濃厚接触者の自宅待機などに伴う人員不足を補う対応を急いでいる。また6日午後5時から消防職員の感染について滝沢亮市長が臨時記者会見を行う。

受け付けから中へ入れない三条市消防本部
受け付けから中へ入れない三条市消防本部

感染がわかったのは市内に住む50代男性で、三条消防署を含む三条市消防本部に勤務している。本部では日勤が18人、24時間の交代勤務が31人ずつの62人、計80人が勤務している。

濃厚接触者の人数は調査中だが、濃厚接触者は2週間、自宅待機しなければならない。24時間勤務の職員が多いため、濃厚接触者もまとまった数になりそうだ。業務に必要な人員の確保が難しくなれば、連続勤務や出先の分署や分遣所に勤務する職員を本部勤務に充てたり、さらには近隣の消防への職員派遣の要請の必要に迫られる可能性もある。

三条市消防本部
三条市消防本部

本部では消防職員の陽性がわかった3日から来庁者は受け付けより中へは入れないようにした。受け付けの前に机を設置して飛沫防止対策のパーティションを隔てて会話するようにし、廊下への入り口はビニールシートを垂らすして感染防止対策に務めている。

まだ本部内での感染状況が調査中で、同本部では「状況によって体制を事前に見直していかなければならない」と封じ込めに全力を尽くす。


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