「なごみケアセンター」デイサービス利用者1人が感染 感染拡大の防止になればと一刻も早く公表 (2021.1.7)

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株式会社なごみ(本間俊明代表取締役・新潟県燕市水道町2)は7日、同社が運営する高齢者介護施設「なごみケアセンター」のデイサービス利用者1人が新型コロナウイルスに感染したと公表した。一刻も早く周知することが感染拡大の防止につながればと、県の発表を待たずに公表した。

デイサービス利用者1人の感染が確認された「なごみケアセンター」
デイサービス利用者1人の感染が確認された「なごみケアセンター」

同施設には、デイサービスとショートステイの機能がある。5日にデイサービスの利用者1人が発熱のため医療機関を受診し、PCR検査を行った結果、陽性とわかった。

感染した利用者は5日の朝、職員送迎の後にデイサービスを利用。午前11時に37.6度の発熱があり、家族に連絡に迎えを依頼した。家族が迎えに来るまで個室で静養してもらい、昼食も個室で食べてもらった。午後0時半に家族が迎えに来て帰り、近隣の内科医を受診してもらった。

翌6日午後5時半に同居の家族から受診した内科医の指示でPCR検査を受けて陽性とわかったと連絡があった。三条保健所へ連絡するとともに、デイサービス利用者の全家族あてに状況説明としばらくデイサービスを閉鎖すると連絡を始めた。

あわせて三条保健所と相談しながらスタッフと利用者のPCR検査などの対応を協議し、該当者のリストアップを行った。

7日は保健所と相談し、職員と利用者で濃厚接触者の疑いがある人に対しては午後1時からPCR検査を実施することにした。PCR検査で陽性となった利用者は平熱に戻り、ほかの症状も見られず、当面、自宅で療養することになった。

玄関前でドライブスルー形式でPCR検査の検体採取
玄関前でドライブスルー形式でPCR検査の検体採取

併設のショートステイと隣接の建物の生活トレーニングデイサービス「なごみの歩」は関係機関の指示に従い、居室全体や制服、物品類の消毒をはじめとする感染予防策を行い、サービス提供を継続している。

デイサービスの登録利用者は約80人で、感染した利用者が利用した5日のデイサービス利用者は27人だった。

これまで職員には、感染が疑われる症状は出ていない。デイサービス利用者には1人に発熱の症状があるが、感染した利用者との接触はなく、感染の可能性は低いが、PCR検査を受けてもらうことにした。

本間代表取締役は「感染がこれで終わったとは思えない。どんどん先手を打っていかなければ」と、強い危機感をもって最悪の事態を想定した万全の対応を進めている。

感染を速やかに公表したことについては「感染した家族や職員への風当たりが強くなることも考えられ、嫌な思いをさせてしまうかもしれないことを申し訳なく思うが、メディアにも積極的に取り上げてもらうことが大切で、一刻も早くお伝えすべきだと思った」とし、「今後もどんどん状況を発信していきたい」と話している。

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