高校生のアイデアから生まれた「燕三条ご当地中華まん」発売 (2021.1.8)

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ものづくりのまち燕三条を食でも魅力発信しようと新潟県三条市の三条商工会議所青年部と県立三条商業高校は2種類の「燕三条ご当地中華まん」を共同開発。7日、「車麩(くるまふ)まん」(税別250円)と「燕三条ラーメンまん」(税別300円)を発売した。

「燕三条ご当地中華まん」の左が「燕三条ラーメンまん」、右が「車麩まん」
「燕三条ご当地中華まん」の左が「燕三条ラーメンまん」、右が「車麩まん」

「車麩まん」は「春秋まるい」、「燕三条ラーメンまん」は「カンテツ」と、三条市内の飲食店がそれぞれ製造販売する。「車麩まん」は三条名物の車麩(くるまふ)を煮込み、たっぷり入った汁が染み出す。米粉を使い、肉は使っていないのでビーガンにも打ってつけだ。

「燕三条ラーメンまん」はソウルフードの背脂ラーメンを中華まんに封じ込めた。背脂ラーメンを特徴づける太めん、タマネギ、背脂も入っている。近く「鯛Cafe 三条店」でも販売し、ほかにも販売店を募集している。

生徒が製作した「燕三条ご当地まん」のPOP
生徒が製作した「燕三条ご当地まん」のPOP

三条商工会議所青年部と三条商業高校総合ビジネス科3年生38人、春秋まるいとカンテツで昨年の夏休みに開発プロジェクトを指導。授業の一環で生徒が40を超す中華まんレシピのアイデアを生み出し、プレゼンテーションした。

関係者で商品化するアイデアを選定し、試作を繰り返して2種類を完成させた。あわせて生徒は商品をPRするPOPの制作も行い、7日、三条商業高校で発表会を開いた。

発表会の関係者ら
発表会の関係者ら

新保智也会長は「少しでも地域の盛り上げに貢献し、若い世代がこの地域を見直すきっかけになり、地域グルメとしてずっと学生の心に残ってくれれば」と期待した。山田麻仁さん(18)=三条市=は「2つとも作るのが難しいと思ったが、クオリティーもよくおいしい中華まんができてよかった。地域に広まってくれたらいいし、地域の人に食べてほしい」と話した。


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