8日の新潟県三条市は、明け方に−2.9度まで気温が下がるこの冬いちばんの厳しい冷え込みとなり、朝から強い雪が降り続いている。
燕三条地域の市街地では夜の降雪はほとんどなかったが、朝になってからほとんど休むことなく景色がかすむほどの激しい雪が降っており、正午前には新たに10センチほど積もったようだ。
道路の凍結で朝の通勤時間帯は各地で渋滞が発生した。気温は午前11時でも−2.6度と厳しい冷え込みが続き、この冬初めての1日の最高気温が0度未満の「真冬日」となりそうだ。
8日午前5時56分の新潟地方気象台の発表では、10日ごろにかけて日本付近は強い冬型の気圧配置となり、新潟県では高波、大雪による交通障害に警戒を呼びかけている。
日本付近は10日ごろにかけて強い冬型の気圧配置となり、北陸地方の上空約1500メートルには、−12度から−15度の強い寒気が流入する。新潟県は9日にかけて大気の状態が非常に不安定な状況が続く。
10日ごろにかけて、山沿いに加えて平地でも警報級の大雪となる所がある。とくに9日にかけては断続的に強い雪が降り、短い時間で降雪量の多くなるおそれがある。
8日午前6時から9日午前6時までに予想される24時間降雪量は、いずれも多い所で、下越で平地80cm、山沿い90cm、中越で平地90cm、山沿い120cm、上越で平地90cm、山沿い110cm、佐渡で50cm。
その後、9日午前6時から10日午前6時までに予想される24時間降雪量は、いずれも多い所で、下越で平地60〜80cm、山沿い70〜100cm、中越で平地70〜100cm、山沿い80〜120cm、上越で平地70〜100cm、山沿い80〜120cm、佐渡で30〜50cm。その後も冬型の気圧配置が続くため、降雪量の多くなる所がある。