11日、新潟県三条市の市立大崎学園後期課程の生徒の新型コロナウイルスへの感染が確認されたため、三条市教育委員会では12日(火)から13日(水)まで後期課程の7年生から9年生を学年閉鎖する。感染確認で三条市内の小中学校が措置を行うのは初めて。
感染したのは三条市に住む10代女性。9日に検体を採取し、10日のPCR検査で陽性とわかった。現在は無症状。11日は徹底した校内の消毒作業を行い、後期課程の生徒と教職員は閉鎖期間中の外出を控えるよう指導する。後期課程の保護者には、生徒の自宅での健康観察を依頼する。
感染した生徒と濃厚接触が疑われる人は限定的だが、濃厚接触者のPCR検査の結果がわかるまで念のために後期課程全体を閉鎖するもの。施設の配置や冬季休業期間中だったことから、感染した生徒とその濃厚接触者と前期課程(1〜6年生)の児童が接触する可能性は低いため、前期課程は閉鎖しない。
保護者の意向で登校を自粛する場合は、欠席扱いとせず、登校を要しない日として対応する。