新潟県警燕署は8日、警察本部長と新潟県少年警察ボランティア連絡協議会長の連名表彰の令和2年度少年補導功労者表彰を受けた燕市の少年補導委員に表彰状を伝達した。
表彰を受けたのは、燕市熊森に住む「鳥勇酒店」の主人、大矢勇治さん(61)。2004年から少年補導員として活動し、16年からは少年補導委員として地域で街頭補導や有害環境浄化活動に取り組むなど、長年にわたり青少年の健全育成に尽くした。
毎年、行われている表彰で、ことしは1月28日付けで県内で少年補導委員3人、少年補導員29人の32人が表彰を受けた。
大矢さんは燕署で根立一成署長から表彰状の伝達を受けた。少年補導員になったのは地域の先輩が勇退したのがきっかけ。地元の島上小学校の児童の登下校の見守り、まつりの巡回指導などを行っている。
表彰について大矢さんは「諸先輩にいろいろ教えてもらったり、警察の指導をいただいたり、ボランティアの仲間と話したりしたおかげ。わたしはふだん通りの活動をしてきただけ」と言い、「子どもたちに声かけしているつもりが、逆に子どもたちに声かけしてもらうことがうれしい」と喜んでいた。