8日、新潟県燕市の市立大曲八王寺保育園(山際由香園長・園児88人)で給食に直径約2センチのリング状の金属片の異物が混入する事故があり、燕市教育委員会では9日も異物の特定、混入経路、混入の原因の調査を急いだ。
午前11時50分ごろ、年長児クラス「ゆり組」の園児が、給食を食べる前に「もやしの中華サラダ」に異物が混入していることに気づいた。異物を口に入れる前に気づき、園児にけがはなかった。その時点で全園児に「もやしの中華サラダ」を食べるのを止めた。
給食は調理室で3人の調理師が調理した。大曲八王寺保育園は昨年度からゼロ歳児保育を始めるのに伴い調理室を改修した。
異物はキーホルダーなどにも使われる、よくあるステンレスの二重リング。調理室では調理器具の柄の先などいろいろな所で使われているが、9日までに特定はできていない。ただ二重リングは輝きがなくなっている部分やゆがみがあって、かなり使い込まれていて新しいものではない。