新潟県燕市の燕市立小池保育園で10日までに保育士ら4人の職員の新型コロナウイルス感染がわかったことについて10日、鈴木力市長がメッセージを出した。
メッセージで鈴木市長は、感染にかかわるこれまでの経緯や対応を説明し、保育園職員の感染に伴う小池保育園と市内幼児関連施設の休園、休館について保護者や市民に「ご心配とご不便をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます」とわびた。
あらためて全職員の感染症に関する意識を高め、職場での感染予防の対策のいっそうの徹底を図るとしたうえで、市民にも「大切な家族や友人を守るため、引き続き感染防止に努めていただくよう」求め、感染リスクが高まる「5つの場面」を避けるよう呼びかけた。メッセージの全文は次の通り。
燕市小池保育園での職員の感染判明を受けて市長メッセージ
このたび、小池保育園保育士等の健康状況に不安な点がみられたことから、園職員24名全員が任意のPCR検査を受けたところ、4名が再検査(行政検査)を受けることとなり、2月10日までに4名全員の陽性が判明しました。
現在、保健所は、感染が判明した園職員との接触が認められる園児全員等に対して、PCR検査を行うとともに、濃厚接触者の特定を含む積極的疫学調査を行っております。これらの結果については、県の発表があり次第、お知らせします。
小池保育園では2月10日までに一斉消毒をし、安全な保育体制が確保できるまでの当分の間臨時休園としたところですが、市では、さらに幼児への感染拡大防止を図るため、市立の幼児関連施設である子育て支援センター、こどもの森、児童館においても、2月11日 木曜 から当面臨時休館とさせていただくことといたしました。
このたびの当該園職員の感染に伴う小池保育園及び市内幼児関連施設の休園・休館については、保護者の皆さまをはじめ、市民の皆さまにご心配とご不便をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。
市では、あらためて全職員が感染症に関する意識を高め、職場における感染予防の対策の一層の徹底を図ってまいります。
市民の皆さまにあらためてお願いします。
新型コロナウイルスは、いつだれが感染してもおかしくない状況にあります。
あらためて、個人情報保護及び個人の尊厳の確保のため、このことに関する情報の取扱いには十分ご注意いただくとともに、個人の特定や憶測での情報が流れることのないよう、ご理解とご協力をお願いします。
また、大切な家族や友人を守るため、引き続き感染防止に努めていただくようお願いいたします。
特に、感染リスクが高まるとされる次の「5つの場面」にご注意いただき、マスクの着用、手指消毒、「密閉」「密集」「密接」の3つの密の回避など基本的な感染防止対策の徹底をお願いいたします。
〜感染リスクが高まる「5つの場面」〜
場面1:飲酒を伴う懇親会等
場面2:大人数や長時間におよぶ飲食
場面3:マスクなしでの会話
場面4:狭い空間での共同生活
場面5:居場所の切り替わり
令和3年2月10日
燕市長 鈴 木 力