新型コロナウイルスのクラスターが発生で休んでいた新潟県燕市の小池保育園と小池小学校は、いずれも週明けの3月1日(月)、再開する。
小池保育園は2月6日から臨時休園し、8日に全職員、9日に全園児のPCR検査を行った。その結果、陰性だった職員、園児は15日から18日に再度、PCR検査を行った。
小池小学校は12日から臨時休校し、12日から14日に保健所が関係者に再度、PCR検査を行うとともに、そのほかの教職員、児童全員のPCR検査を行った。
小池保育園、小池小学校とも数回のPCR検査を行い、保健所の助言で念のために健康観察期間を延?し、感染状況を確認してきたが、感染経路が不明の事例はこれまで確認されておらず、ほかへの感染の広がりはない。
こうした状況から燕市教育委員会では、保健所の助言を受け、PCR検査の結果、陰性が確認され、健康観察期間をへた園児、児童を対象に小池保育園と小池小学校を再開することにした。
また、杉名児童クラブも、3月1日から開館。今後の感染対策として、小池保育園では、これまで全園児が遊戯室で行ってきた午睡を再開後は各クラスで行う。保育士の食事は、これまで園児の食事支援をしながらとっていたいが、再開後は園児と別に食事をとる。
小池小学校では、児童が密集する運動など感染リスクの高い活動や縦割り班の清掃活動など密集しやすい異学年交流の活動などは当面の間は行わず、マスクの着用やうがい、手洗い、換気といった基本的な感染症対策を徹底て教育活動を行う。子どもたちの不安やストレスが緩和できるよう、学校再開時に校内に臨時相談室を設置する。
市立の子育て支援センター、こどもの森、児童館、児童クラブについては園と学校と同様に3月1日から開館。相談窓口は現在、設置している健康相談、生活相談、教育相談の3つの窓口は3月1日以降も継続するが、1日あたりの相談件数が数件と落ち着いていることから、平日だけの受け付けとする。