3月3日の「ひな祭り」にちなんで地域の人たちと新たなつながりが生まれればと、オープンから4か月になった「道の駅 たがみ」(新潟県田上町 原ケ崎新田)では、2月26日から3月14日まで店内につるし雛を飾っている。
毎年、つるし雛を飾っている新潟市中央区の旧小澤家住宅などに相談し、つるし雛飾りで知られる各地の施設や団体に声をかけて借りたつるし雛を展示した。
岐阜県飛騨地方で古くから作られる人形の「さるぼぼ」や動物、縁起物、マカロンなどをかたどった色とりどりの手芸品がたくさん連なって下がり、店内は春にふさわしい明かりムードに変わっている。
「道の駅 たがみ」がオープンしてから初めての季節の行事にあわせたイベント。つるし雛の展示を計画したが、まだ地域とのつながりがなかったため地域外からつるし雛を借りたが、逆につるし雛を飾ることで地域とのつながりを図ろうと考えた。
25日に展示作業を行っているときから来店した地元の人に声をかけられた。26日はふだんより来店客が多く、さっそくつるし雛の集客効果も上がっているようだった。
馬場大輔駅長は「地元の田上町でつるし雛を作っている人と作品を借りられなかったが、今回の展示をきっかけにそうした人たちとつながるきっかけになればうれしい。来年は地元の作品も展示したい」と願っている。
あわせて「ひな祭り」にちなんで、ピンク色でサクラあんを使った限定のまんじゅう、新色の緑色の抹茶あんとピンク色の白あんのまんじゅうをいずれも1個税込み150円で販売している。