4日の新潟県三条市は、明け方に−2.6度まで下がったが、日中は4月上旬から中旬並みの15.5度まで上がり、1日で寒暖差が約18度もあった。
日中は快晴の抜けるような青空が広がり、風も弱く穏やかな陽気だった。翌5日は地中から虫がはい出すころとされる「啓蟄(けいちつ)」。春もいよいよ本番だ。
予報では5日の予報は、くもり昼過ぎから時々晴れで、新潟市の予想気温は朝の最低が4度、日中の最高が16度と暦にふさわしい陽春となりそうだ。
三条市中央公民館の植え込みのマンサクは花盛りだ。マンサクの名の由来は、春の花の中でも開花が早く「まず咲く」から、あるいは花がたくさん咲くので「豊年満作」からなどいろいろな切がある。
幅が1〜2ミリ、長さ2センチ前後のオレンジ色の短冊形のちぢれたような花びらが開く。毎年2月の声とともに咲き始める。まだ春の花が少ない時期だけに、鮮やかな黄色の花がひときわ目を引く。
三条市・法華宗総本山本成寺の鬼子母神堂そばにあるウメ、白梅が数輪、開花した。これから競って追いかけるように次々と春の花が開いていく。