三条商工会議所青年部(新保智也会長・新潟県三条市)は5日、燕三条地域の企業を擬人化したキャラクターや業種にちなんだ必殺技を日本アニメ・マンガ専門学校(新潟市中央区)の協力でデザインしたトレーディングカード「匠の守護者」の第3弾を発売した。
希望した企業のトレーディングカードを製作し、販売するプロジェクトで、2019年の第1弾に20社、20年の第2弾に31社が参加し、今回は11社が参加。これでシークレットを含めて合わせて61社の63種類となった。
今回のシークレットは、アルミニウム冷却台でおなじみの有限会社マルダイ(三条市)のキャラクター「すのこタン。」。これまで製作した63種類がランダムに入った中身が見えない袋入りを約4,000パックを製作し、税別300円で道の駅 燕三条地場産センターやショップをもつ参加企業など11カ所で販売しているほか、「匠の守護者」の公式サイトでもネット販売している。
第3弾のすでにある「すのこタン。」を除く10種類のデザインをキャラクターデザイン科の2年生8人と1年生2人の10人が1人1種類ずつ担当した。今回も学生が実際に担当する燕三条の企業へ出向いて取材し、その情報をデザインに反映させた。同校講師は「学生にとっては経験値として得るものが大きい。在学中からクライアントの要求に応えるような仕事の経験を学ぶことができ、デザインを任せられることが学科のステータスのようになっている」とデザイン発注に感謝している。
青年部の結城靖博副会長は「サブカルが好きな人たちにも浸透させていきたい。産業観光としても斜め上から広げていきたい」と意気込んでいる。問い合わせは(株)燕三条(080-4057-1012)。第3弾参加企業は次の通り。
【第3弾参加企業】▲(株)ヴィヴィッドリー▲NAコンサルティンググループ▲オークス(株)▲近忠工業(株)▲(株)下田村▲セカンドAファクトリー▲(株)富樫外装▲(有)とんかつ三条▲富士印刷(株)▲(有)マルダイ▲(株)マルト長谷川工作所