SFアニメ映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』が8日公開されて注目を集めているタイミングをとらえて新潟県三条市の滝沢亮市長は、11日の定例記者会見で以前から三条市のふるさと納税の返礼品にしている市内工具メーカーが販売するエヴァンゲリオンの工具をあらためてPRした。
『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』は、テレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の設定とストーリーを再構築して映画化した『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』全4部作の4作目になる。
大工道具やハンドツールを取り扱う角利産業株式会社(加藤将利代表取締役・三条市西本成寺2)では、以前からエヴァンゲリオンのライセンシーでエヴァンゲリオンのワークブランド「A.T.FIELD EVANGELION WORK」を販売しており、三条市はふるさと納税の返礼品に選定している。
「A.T.FIELD EVANGELION WORK」は、現場で働く人が使用する工具やワークウェアに求められるタフ、機能性、実用性といった要素をエヴァンゲリオンの世界観を取り入れたファッショナブルなワークブランド。作中に登場する「A.T.フィールド」がもつ物理的衝撃を中和する防御効果を「保護・防寒・防水・耐衝撃」などの商品の機能へ変換してブランド名にした。
零号機、初号機、弐号機をモチーフにしたニッパやベンチなど14アイテムがあり、寄付額は1万円から1万5千円の返礼品になる。2019年8月から返礼品に選定しており、今年度は4月からことし2月までに約200件の寄付があった。
今年度の三条市のふるさと納税は2月末までで約7億0400万円。隣りの燕市は今年度、50億円に迫ると見られているが、記者会見で滝沢市長は最終的に三条市も燕市の半分、25億円ていどを目指したいと話した。