新潟県三条市は4月1日、ビジネス版LINE「LINE WORKS(ラインワークス)」を使った庁内コミュニケーションを開始する。地方公共団体の全職員が利用するのは全国でも初めて。
LINE「LINE WORKS(ラインワークス)」は、チャット機能やメール、カレンダー、ファイル管理などグループウェア機能も使うことができる。パソコンとスマートフォンでもフル機能が使え、働き方改革にも貢献する。
内部事務の効率化でこれまで以上に市民に向き合う時間を確保し、サービスの向上を図る。消防士と保育士を含む全職員840人が対象で、予算は1人月額使用料330円で年間415万8千円。すでに2月24日から先行利用している。
さらに4月1日から請求書や見積書、領収書の押印を廃止し、電子メールでも提出できるようにする。県内初の取り組みで、県も同様に廃止を進めている。
加えて4月1日から郵送や保管作業を削減し、業務効率化を図るた電子契約を導入、三条市が進める内部事務効率化などのアイデアやデータ、技術に関する知識を公開してほかの自治体や企業と共有するオープンナレッジを開始し、来年度からIT化や効率化を大きく前進させる。