新潟県弥彦村の弥彦観光協会は23日、ホームページに停車場通りのヒガンザクラが咲き始めた情報を掲載。いわば弥彦のヒガンザクラの開花宣言だ。
弥彦神社や弥彦温泉で県内外から観光客を呼び込む弥彦村。春の観光シーズンの目玉はサクラで、県内有数の花見スポットとして花見客を集めている。
開花を待つ花見客に弥彦のサクラの開花状況を伝えて参考にしてもらおうと弥彦観光協会は毎年、ホームページに開花情報を掲載している。
ヒガンザクラは、弥彦駅前から駅前通りの「停車場通り」を歩いて約100メートルの歩道に1本だけある。23日はまだ10輪足らずがほころんだだけで、まさに咲き始めだ。
例年、3月下旬に開花し、それから1週間遅れでソメイヨシノの開花が続くので、その年のソメイヨシノの開花時期を予想する目安になっている。記録的だった昨年は3月12日に開花した。ことしはそれより11日遅いがやや早めだ。
1週間遅れとすると、ソメイヨシノは30日ごろ開花の見込み。ソメイヨシノは開花から1週間で満開になるとされるので、4月7日ごろに満開となる計算。4月11日には昨年、新型コロナウイルス感染拡大で中止になったサクラの開花に合わせた湯かけまつりが2年ぶりに行われるが、サクラの花が散ってしまうのではと関係者を心配させている。