新潟県燕市は新年度初日の1日午前10時から市役所で新規採用職員の入庁式を行い、一般職22人、保育士2人の24人が入庁した。
鈴木力市長は新規採用職員一人ひとりに辞令書を手渡した。新採用職員を代表して燕市分水地区出身で農政課に主事として配属された熊木智耶さん(23)があいさつした。
熊木さんは新潟薬科大学から3年次で新潟大学農学部に編入して昨年9月に卒業。その後、昨年10月から前日3月31日まで総務課総務係で非常勤職員として勤務し、ふるさと納税を担当した。
その仕事に携わりながら「先輩職員が事業者と協力してよりよい返礼品を企画する姿や全国各地の寄付者からの相談にていねいに対応する光景を目にした」、「職員の真摯(しんし)な姿勢によって市の外からたくさんの方々に支えられていることを実感した」。
そして「今、燕市は応援したまちを実現しつつあり、将来的には住みたいまちに変わっていくことができると思う。そのような可能性を秘めた燕市で働くことができることに身が引き締まる思いで、心からうれしく思う」と述べた。
鈴木市長は訓示で、新型コロナウイルス感染症の対策に緊張感をもって取り組んでいるところとし、「燕市はウィズコロナをしっかりやりつつ、アフターコロナを見据えた取り組み、いろんな準備を始めている」。
このような大きく世の中が変わるときは、「君たちのような若い世代のフレッシュな柔軟性のある頭で、いろんなことに取り組む、考える、そして若々しいエネルギッシュな行動力で取り組むことが大切。皆さまの若い風を組織に吹き込み、市役所全体が置かれているいろんな課題に取り組んでほしい」と若さに期待した。