6日から15日まで10日間の春の全国交通安全運動の初日6日、県内各地で交通安全を呼びかける行事が行われた。
今回の運動のスローガンは「春風に ゆとりを乗せて 安全運転」。運動の重点は、子どもと高齢者をはじめとする歩行者の安全の確保、自転車の安全利用の促進、歩行者などの保護をはじめとする安全運転意識の向上で、新潟県重点として横断歩道での歩行者優先を加えている。
三条市では午前9時半から市役所で出発式と交通安全指導所の設置が行われた。昨年は新型コロナウイルス感染防止で休み、2年ぶりに実施となった。
出発式は関係団体から30人余りが参加し、市役所低層棟2階の市民広場で行われ、30人余りが参加して滝沢亮三条市長、丸山毅三条署長、加藤敏敦三条市交通安全協会会長があいさつした。
丸山署長は「いちばん大事なのはドライバーひとりひとりが歩行者保護の意識をもつこと」とし、この運動が三条市民の互いの幸せにつながることを願った。
交通安全指導所は市役所前に設置したが、感染防止のため前を通るドライバーを止めて啓発グッズを配布するのをやめ、交通安全キャラクター「ぶじカエルちゃん」と「交通安全」や「通学路注意」文字が印刷されたのぼり旗、「交通安全運動実施中」の言葉が1文字ずつあるプラカードを掲げ、言葉を発せずに交通安全を呼びかけた。
燕市では午前10時から分水公民館で出発式のあと、熊森地内の国道116号の熊森待避所に交通指導所を設置した。鈴木力市長、渡辺将燕署長、小柳孝礼燕市交通安全協会会長に加え、燕市観光PRキャラクター「きららん」も加わり30人余りが参加し交通指導所では新潟市方面へ向かう車を止めて啓発グッズを配布し、交通安全を呼びかけた。