アウトドアブランドのスノーピーク(山井梨沙代表取締役社長・新潟県三条市上野原)は、環境保全のため2021年1月から全国10カ所の主要拠点と直営キャンプフィールドで使用する電力をCO2(二酸化炭素)排出量ゼロの自然エネルギーへの転換を進めている。
使用する自然エネルギーは、みんな電力株式会社(大石英司代表取締役、東京都世田谷区)を通じて供給され、「Snow Peak HEADQUARTERS」(三条市)と「Snow Peak Operation Core HQ2」(見附市)は、三条保内発電所(SGETグリーン発電三条合同会社・三条市)の木質バイオマス発電による電力を購入する。
この取り組みで切り替えた拠点の電気由来のCO2排出量はゼロになる。スノーピークの代表商品「焚火(たきび)台」を製造している「Snow Peak Operation Core HQ2」内の工場でもCO2排出量がゼロとなり、持続可能なものづくりを実現する。
今後は同社工場での焚火台製造工程におけるCO2排出量をゼロにするだけでなく、外部サプライヤーへ自然エネルギー切り替えの協力を依頼するとともに、物流経路の短縮を通じて環境負荷の少ないサステナブルなサプライチェーンを追求。電力や自然エネルギー、環境理解を深めるイベントも開催し、ユーザーをはじめ世間への認知を高め、環境保全を目指す。