新潟県三条市は28日、三条市総合福祉センターで自治会長などを対象に初めて新型コロナウイルスワクチンの集団接種を行った。
三条市では65歳以上の約3万3000人にワクチン接種のクーポン券を発送。5月24日から市内31の医療施設やクリニックでの個別接種、26日から市内4会場で集団接種を行う。
今回は約500人分のワクチンが届いたことから、日ごろから市民と接する機会の多い自治会長、民生委員児童委員、西中自治会など65歳以上の551人を対象に希望を募り、希望した490人に対し4月28日と5月2日の2回に分けて接種することにした。
29日は午後からそのうち240人の接種を行った。接種開始前に滝沢亮市長が会場を訪れてあいさつし、「きょうの体験、そして2回目の接種の体験を多くの方と接する機会に、できるだけこの体験がどういうものだったよ、どういう流れだったよ、というものを積極的に情報を伝えてほしい」と求めた。
また、個別接種、集団接種の予約受け付けが大型連休明けの5月6日に始まることや予約方法について情報提供し、「できるだけ早い段階で65歳以上の人、希望する人の接種を完了させる。そして16歳から64歳の方の接種をする」。三条市医師会の水野春芳会長は「とにかく皆さんに打っていただいて、安心して生活していただくということを目標にしている」と話した。