新潟県西蒲地区の観光スポットをバスでめぐる「にしかん観光周遊ぐる〜んバス」が、ことしは5月1日から運行。初日はその拠点となる新潟市岩室観光施設「いわむろや」でオープニングイベントが行われた。
オープニングイベントでは、午前10時から「いわむろや」の外で5人の岩室芸妓が「さわぎ」と「岩室甚句」を舞ったあと、「いわむろや」を出発するバスに岩室芸妓が乗り、岩室温泉の発祥の由来や弥彦神社、宝山酒造、だいろの湯などをガイドした。
「にしかん観光周遊ぐる〜んバス」は、2年前から試験運行している。カーブドッチワイナリー、角田浜、じょんのび館、弥彦神社などをめぐる。
昨年は9月から弥彦へもルートを延伸し、4月から12月末まで運行し、延べ約2,000人が利用した。来年から本格運転に移行するには利用者4,000人の目標を達成し、収支の改善を図ることが期待される。
ことしは運行期間を5月1日から7月23日、9月4日から10月31日までと短縮。昨年まで土、日曜だけの運行だったが、ことしは祝日も運行することにしたので、この大型連休も1日から5日まで連続5日間の運行となる。
1回乗車の料金は昨年までの1人200円からことしは300円に引き上げた。1日フリーパスは500円。西蒲区産業観光課観光交流・商工室によると利用者の3分の1が県外の人の利用だが、新型コロナウイルス感染拡大で県外客が減少したこともあり、近隣の人にもマイクロツーリズムとして利用してほしいと呼びかけている。