新潟県三条市の滝沢亮市長は13日行った記者会見で、新型コロウイルスワクチンの接種当日のキャンセル分を小中学校の教職員などの接種に充てると発表。そのことを自身のツイッターアカウントで投稿したところ共感を呼び、午後4時9分の投稿から7時間で9,400を超すリツイート、2.3万を超える「いいね」を集めてバズっている。
【余ったワクチンの取扱い】
— 三条市長 滝沢 亮 (たきざわ りょう) (@Ryo_Sanjo) May 13, 2021
三条市では、接種当日のキャンセルやノーショーでワクチンに余剰が生じた際には、小中学校等に連絡し、事前登録済みの教職員から接種会場に赴いてもらって接種を受けてもらう体制を準備しています。
教職員の年齢を問うことなく、ワクチン廃棄を防ぐことを最優先とします
Twitterの人気ランキングサイト「TwTimez」で最高順位6位になるほど、滝沢市長のコメントは多くの人に取りあげられ、注目を集めた。
リツイートのコメントのほとんどは滝沢市長の考えに賛同。「良い取り組みは他でも参考にしてほしい」、「賢明な判断だと思います」という声から「さすがものづくりの町だな〜」、「三条市で仕事がしたいです」と三条市に対する評価まで高まっている。
また、自治体トップや職員の先行接種を問題視する報道を前提にしてか、「足の引っ張り合い報道は辞めていただきたい」、「こっちの方がもっとニュースになってほしい」というコメントもある。
投稿がバズったことについての滝沢市長のコメントは次の通り。
滝沢市長のコメント
ワクチン接種に向けた準備をしていて「全国で1,700以上ある自治体がノウハウの共有をしたり、作業の重複を避けたりできれば良いのにな」ということを強く感じていました。
三条市の取り決めをツイートしたのは、市民の皆さまに内容をお知らせするのはもちろんのこと、全国の自治体の皆さまにも参考になればと思ってでした。
Twitter上でバズったのは想定外です。今日の朝の定例記者会見で公表した内容であったため今日ツイートしたのであり、ツイートしたタイミングに他意はありません。