新潟県三条市は13日、新型コロウイルスワクチン接種を早期に完了するため、集団接種と個別接種で6,300人分の予約枠を拡大すると発表。また、接種のキャンセル分は小中学校の教職員などの接種に流用、接種会場までのタクシー料金補助も行うなど7月末までの65歳以上のワクチン接種の早期完了を目指す。
1回目 | 2回目 | 会場 |
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6月19日(土) | 7月10日(土) | 三条市立大学体育館 |
6月20日(日) | 7月11日(日) | |
7月 3日(土) | 7月24日(土) | |
7月 4日(日) | 7月25日(日) |
※土曜 午後2時30分から6時
日曜 午前9時〜正午、午後1時30分から4時30分
1回目 | 2回目 | 会場 |
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6月 5日(土) | 6月25日(土) | 県央医師会応急診療所 |
7月 3日(土) | 7月24日(土) | |
7月10日(土) | 7月31日(土) | |
7月17日(土) | 8月 7日(土) |
※午後2時30分〜5時30分
三条市立大学体育館で集団接種4,860人分、県央医師会応急診療所で個別接種1,440人分をそれぞれ1回目の接種で4日間、設定した。
三条市立大学体育館では1回目の接種が6月19日(土)、20日(日)、7月3日(土)、4日(日)で、土曜は午後2時半から6時まで、日曜は午前9時から正午までと午後1時30分から4時30分まで。県央医師会応急診療所は1回目の接種が6月5日(土)、7月3日(土)、10日(土)、17日(土)でいずれも午後2時30分から5時30分まで。
両会場とも予約は5月19日(水)午前9時からインターネットとコールセンター(平日午前9時〜午後5時)、午後5時から翌日午前9時まで自動音声ガイダンスで受け付ける。
すにで予約を完了した人でもいったん予約をキャンセルすれば新たな予約枠を申し込める。しかし新たな予約枠を必ず予約できるとは限らず、キャンセル分がほかの人の予約で埋まってしまう場合があるというリスクを伴うのを承知してから変更する必要がある。
政府は65歳以上のワクチン接種を7月末までに完了する方針で、三条市でもその方針に沿って早期完了を目指し、これまでも予約枠を拡大している。2回目の接種終了見込みは、7月末までに21,500人(69%)、8月中旬までに31,000人(100%)としており、5月12日午後5時現在の予約者数は24,600人(79%)。
一方で医師、看護師が高齢者施設と障害者施設を訪問して接種を行う調整をしている。対象は40施設の施設利用者と職員約3,000人になる。
さらに、接種当日のキャンセルでワクチンの廃棄を避け、学校での感染拡大防止を図る一石二鳥をねらって、事前に登録した小中学校の教職員の接種に流用する体制を整える。
交通手段のない高齢者のタクシーによる接種会場への移動を支援する。市内タクシーを使って接種会場まで往復する場合に1人につき1回片道500円、2回の接種ので往復4回分を補助する。三条市が対象者に送付する予約の日時が記載された予約確認書を持参すれば補助を受けられる。
ワクチン接種の本格実施に備え、燕市のツインバード工業の可搬型冷凍庫「ディープフリーザー」40台を購入し、個別接種医療機関などに配備する。
13日の記者会見で滝沢亮市長は「三条市では安全で安心して接種を受けられる体制づくりに努めていく。予約など不便、迷惑をかけたところもあるが、ワクチンの接種、準備はしっかりと進んでいるので、焦らずに今後とも理解、協力を」と市民に求めた。