新潟県三条市は18日、市役所三条庁舎に勤務する職員の新型コロナウイルス感染がわかったことから同じフロアに勤務する職員45人すべてのPCR検査を行い、全員が陰性と確認した。
感染がわかった職員は、市内に住む50代男性。その職員が勤務していた三条庁舎高層棟2階には建設課と建築課があり、両課は朝から業務を停止し、立ち入り禁止にして消毒を行った。
保健所の判断で職員に濃厚接触者はいなかったが、同じフロアで働く職員45人全員が自主的にPCR検査を受けてから帰宅し、在宅勤務としたが、全員の陰性が確認されたことから、予定通り翌19日から業務を再開し、市役所業務は正常化する。
三条市では大型連休明けから感染発表が増えている。市内では11日に7人、15日と16日はそれぞれ6人の感染発表があり、5月10日から16日までの1週間の感染発表は24人にのぼる。
県は12日、感染者が急増した長岡市に特別警報を発令したが、三条市でも感染者数が高い水準で続けば特別警報が発令される可能性がある。三条市では特別警報が発令された場合は、飲食店などを対象とした時短要請などにただちに取り組む考えだ。