18日、三条市役所三条庁舎に勤務する職員が新型コロナウイルスに感染していることがわかり、この職員の職場の三条庁舎高層棟2階のフロアは消毒のため終日、閉鎖する。
感染がわかったのは、市内に住む50代男性。15日に発熱があって自宅待機となり、17日に医療機関を受診し、18日のPCR検査で陽性とわかった。
直接、市民と接する機会がない業務に従事している。職場の高層棟2階にある建設課と建築課は消毒のため終日、閉鎖。それ以外の市民総合窓口を含むすべての業務は通常どおり行うので、市民サービスへの直接的な影響はない。
保健所によると庁舎内の感染防止対策の徹底もあって濃厚接触者に当たる人はいないが、建設課と建築課の職員45人全員はPCR検査の検体を採取したあと在宅勤務とした。結果は18日のうちにわかる見込みで、全員が陰性なら翌19日から庁舎業務を再開する。
三条市役所三条庁舎で感染者が出たのはことし3月に議会事務局職員の感染がわかって以来。また、滝沢亮市長は職員の感染がわかったことについてメッセージを出した。メッセージは次の通り。
本日、当市の職員が新型コロナウイルスに感染していることが判明しました。市民の皆様には、御心配と御迷惑をおかけしましたこと、まずもってお詫び申し上げます。
また、私は一事業主としての立場から、職員に対して次のことを呼び掛けました。
「体調が崩れること、病院に行ったりPCR検査を受けたりすること、そのために休むこと、結果として陽性になること、さらにその結果として休むことは、何も悪いことではありません。体調がおかしいと思ったら、ためらうことなく病院に行ってください」
市民の皆様におかれましても、感染症の拡大を防ぐため、体調に異変が生じた場合には、ためらわずにまず病院に連絡してください。三条市は優しいまちです。「周囲の目」は気にしなくて大丈夫です。
また、事業主の皆様におかれましても、従業員の方がそうしたことを言い出しやすい雰囲気づくりに御協力くださるようお願い申し上げます。
三条市では、感染症収束の鍵となるワクチン接種を今月24日から始めます。今しばらく私たちができる基本的な感染対策に取り組み、この難局を共に乗り越えましょう。
令和3年5月18日
三条市長 滝沢 亮