新潟県三条市栄地区の夏まつり「栄ふるさと夏まつり」の第2回実行委員会が19日午前11時から栄商工会で開かれ、新型コロナウイルスの感染防止のため昨年に続いてことしも中止することを決めた。
4月16日に第1回実行委員会が開かれ、感染防止対策を行ったうえで実施する意見が半数以上を占めていた。毎年、7月の第4土曜を開催日にしているが、ことしは東京五輪の開会式の日に当たり、連休に重ねて1週間、前倒しにという声もあった。
一方で開催の可否は5月7日の準備委員会に一任するということも決めた。実行委員会の正副実行委員長と栄商工会の正副会長の5人から成る準備委員会では、県内でのイベント開催の制限や大規模イベント開催に伴う事前相談といった県の指標や対策を示し、照らしたところ、開催は不可能と判断した。
19日の第2回実行委員会では、とくに委員から意見もなく、準備委員会の報告を承認し、中止を正式に決めた。栄商工会には2年前の栄ふるさと夏まつりのポスターが今も張ったまま。ことしも時計は進まなかった。