新潟県三条市は20日、一ノ木戸小学校内で実施している一ノ木戸児童クラブの職員1人の新型コロナウイルスの感染がわかり、感染防止のため21日から23日まで一ノ木戸児童クラブと一ノ木戸小を休むとともに、一ノ木戸小児童が利用する「あそぼって」内のポプラ児童クラブと、一ノ木戸小内の地域交流施設「わになーれ」も21日から23日まで休む。一ノ木戸小が22日に予定していた運動会はいったん中止とし、その後の取り扱いは今後、検討する。
感染した職員は17日に児童クラブに勤務し、18日に職員が接触した人の陽性がわかって濃厚接触者に指定されて自宅待機した。19日にPCR検査を受け、20日午前、陽性とわかった。
一ノ木戸小では20日は給食を早めてその後は授業を行わずにすぐに放課とした。感染した職員は児童クラブ以外への出入りがなかったことが確認されているため、一ノ木戸小と小中一体校の第二中学校は特別な措置を行わない。
79人がPCR検査、全員が陰性なら週明けから再開
一ノ木戸児童クラブの利用を登録している児童は95人。そのうち感染した職員が勤務した17日に一ノ木戸児童クラブを利用した児童72人と支援員5人、さらに一ノ木戸小教員1人と保護者1人の計79人がPCR検査を受ける。
PCR検査が必要な児童の保護者には電話連絡して一ノ木戸児童クラブにPCR検査のキットを取りに来てもらった。21日に検体を回収し、22日には大半の検査結果が判明する見込み。全員が陰性なら各施設は週明け24日に再開する。
また、保健所は感染した職員が勤務した17日に一ノ木戸児童クラブを利用した児童やほかの職員との接触状況の調査、校舎内の消毒を行っている。