新潟県三条市の三条凧協会(須藤謙一会長)は、29、30日の2日間、三条防災ステーションで開催予定だったが令和3年度三条凧合戦の中止を決めた。
三条凧合戦は、三条凧協会主催、三条市共催で毎年、開かれている。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止せざるを得なかった。ことしはなんとしても開催しようと、半年がかりで無観客、合戦ルール変更、手袋マスクフェイスシールドの着用、消毒と検温の実施、アルコールの禁止など考え得る限りの感染防止対策を検討して準備を進めてきた。
しかし大型連休前から三条市でも感染者が増加して14、15日の三条祭りが中止、7月の三条夏まつりも中止に追い込まれた。この状況下での開催では三条市の共催も困難なことから中止を決めた。
21日夜は会議と三条凧合戦の組み合わせ抽選を行う予定だったが、抽選は急きょ中止。須藤会長は「去年の11月には、来年はやると動いていた。半年もかけてやってきたのに、こうなってしまっては残念としか言いようがない」と話している。