新潟県燕市は24日から26日までの3日間、市役所で65歳以上を対象とした新型コロナウイルスワクチン集団接種の予約手続き補助を行っている。大行列ができた初日24日から一転、2日目の25日のスタートは行列ができることもなくスムーズだ。
自分でインターネットで予約できる環境がない、コールセンターは電話が集中してつながらないといった人のために、インターネットを予約手続きの入力作業を補助している。11台のパソコンを使って3日間とも午前8時半から午後5時まで受け付けている。
初日は963人を受け付けた。それも朝の受け付け開始時に集中し、数百人が行列をつくる想定をはるかに超えた混乱にった。
その教訓から25日は行列ができた場合に備えて、行列に並ぶ人のために正面玄関から約70脚のパイプいすを並べ、さらに荒天に備えてテント9張を立てた。初日は駐車場からあふれたたくさんの車が路上駐車したため、できるだけ職員の車は吉田産業会館などに駐車し、職員をバスでピストン輸送して駐車スペースも確保した。
受け付けはスタートの午前8時半で約80人。全員が庁舎内に入ることができ、行列が外に延びることはなかった。予約手続きは1時間に約100人ペースで処理できるので、待ち時間は1時間以内。それでも「なかなか混むんだね」と話す人もいて、初日の混雑がいかに尋常でなかったかわかる。