選挙権が得られる18歳に比べて低い19歳の投票率を向上させようと新潟県選挙管理委員会は、高校2年生の生徒から2年後の「19歳の自分」に向けた政治、選挙のメッセージを贈る「届け!未来レター」を新たに行う。19歳に特化して自分に向けたメッセージを募集、発送する取り組みは全国で初めての試み。県選管が実施する「明るい選挙出前授業」でも未来レターを取り入れた授業を実施する予定だ。
高校の社会科や総合的な学習時間の参考資料として学校現場で活用してもらえるよう、17歳の高校2年生に対して、未来の19歳の自分へメッセージを書くことができる啓発資料を配布する。
授業などで高校生が書いたメッセージは、学校から県選管へ提出する。県選管では、メッセージを書いた高校生が19歳に到達するまでメッセージを保管し、19歳になって初めての国政か県政選挙のときに本人あてに一斉に発送する。
発送対象は令和5年執行予定の県議会議員選挙で県内の高校に在籍する2年生全員、約140校の約19,500人。令和3年度に限り令和4年執行予定の県知事選挙で一部の3年生、約30校の約6,800人にも配付する。