駐日コソボ大使館は、東京五輪のコソボ柔道選手団がホストタウンの新潟県三条市で行う合宿について、コソボオリンピック委員会と三条市の合意文書が確定したと17日、Facebookページで公表した。新型コロナウイルスの影響で加茂市でも予定されていたロシア体操チームが合宿を中止するなど各地でホストタウンの事前合宿や交流事業の中止が相次ぐなか、コソボ柔道選手団の三条市での事前合宿は確定的になった。
投稿によると、駐日コソボ大使館のアルバー・メフメティ臨時代理大使と三条市政策推進課の中村拓也係長、田村諭主任でオンラインミーティングを行い、東京五輪に向けた合意文書の最終調整や三条市に滞在するコソボ柔道選手団のスケジュールを議論した。
コソボの大使館、オリンピック委員会、柔道連盟と三条市の共同作業である合意文章の最終的な調整が良い形で終えられたことを報告できることをメフメティ臨時代理大使は非常に喜ばしいと語っているという。
合意文章は近くコソボオリンピック委員会と三条市の間にてサインされる見通し。三条市は、7月中旬から東京五輪開催まで事前合宿を受け入れ、選手団はトレーニングと数日間の滞在で開催国の風土に体を慣らしてから東京五輪に挑む。
駐日コソボ大使館では、関係団体に代わって三条市と市民からコソボ選手団に対する継続的で重要な支援に深く感謝の意を表明している。
2019年に東京で行われた世界柔道選手権大会では、コソボは3つのメダルを獲得する快挙を成し遂げた。そのときもコソボ選手は大会前に三条市で数日間、滞在。三条市民も応援に駆けつけており、「コソボの栄光が2020東京オリンピックでも繰り返されることを期待している」と結んでいる。