書家の木原光威さん(59)=新潟県三条市井栗=が主宰する書道研究「洗心書院」の2年に1度の社中展「洗心書院展」が6月26日(土)、27日(日)の2日間、三条東公民館で開かれる。それとあわせて今回は初めて教え子の三人展も開かれる。
木原さんは自宅教室のほかにも教室やカルチャーセンターなど7カ所で書道を教えている。その教え子やさらにその教え子の孫弟子など47人の67作品をはじめ、はがきに好きな1文字を書いた作品も56点も展示している。
会場に入ると整然と並ぶ軸装された34.5×136cmの半切サイズの作品に目を引かれる。借りた額に収めて展覧会が終わったら額を返すのではせっかくの作品がもったいないからという木原さんの考えで基本、額装にしている。
小学校3年生から6年生まで16人が1点ずつ書いた半紙の作品も軸装。色とりどりの軸で飾られた作品がリズミカルに並ぶ。
初めての併催する三人展は、教え子のなかでも最古参の新潟市秋葉区の赤塚松奎さん(89)、新潟市西蒲区の神保彩水さん(87)、三条市の角田笛水さん(87)の3人の作品、合わせて23点を展示する。書歴も長い3人で、敬意を表そうと企画したが、好評なら次回以降も人を変えて継続する考えだ。
洗心書院展は今回で第4回。「少しでもイベント的なことを盛り込みたいと思った」と木原さん。10月には自身も還暦の大きな節目を迎えるが、「今回は再来年の第5回に向けたたたき台になる気がする」と話している。
26日は午前10時から午後6時まで、27日は午後4時まで。入場無料。