新潟市出身のシンガー、クマガイマコトさん(48)がこの夏、配信リリースする『レジを打つ女』のプロモーションビデオの撮影が6月27日、チャレンジャー新潟中央インター店(新潟市中央区湖南)で行われた。
『レジを打つ女』はスーパーでレジを打つ女性をテーマにしたノリのいいシャッフルの曲。クマガイマコトさん本人をはじめ、地元の20代の女性ダンサー6人にエキストラも参加し、チャレンジャー新潟中央インター店の協力で店舗を貸してもらい、本物のスーパーで撮影した。
監督は多胡由章さん。Vシネやプロモーションビデオ、コマーシャルなどを手がけ、大林宣彦や堤幸彦の作品のメイキング映像を担当、浜崎あゆみらが主演のイメージビデオ『すもも図鑑』で初監督を務めている。公民館でリハーサルを行ったあと、スーパーが閉店した午後9時に撮影をスタートした。
『レジを打つ女』を流しながらさまざまなシーンの撮影を重ねた。クマガイマコトさんは、黄色のシャツに真っ赤な蝶ネクタイ、緑の上下のど派手な衣装。アコースティックギターを下げてノリノリだ。
スーパーの制服を着たダンサーのなかには先生や看護師も。歌詞の内容にあわせたコミカルなダンスが注目で、撮る側も演じる側も楽しんで撮影を進めていた。エキストラの解散が午前零時、撮影終了は空が白み始めた午前4時の長丁場だった。
クマガイマコトさんは42歳で突然、プロとして活動を始め、それから数年で全国に活動の場を広げた異色のアーティスト。 ギターの弾き語りで年間120本から150本のペースでライブツアーを続けている。
2014年に6曲入りアルバム「夜の魚」、2020年に3曲入りシングル「かりそめのブルー」と3曲入りシングル『MOKKEDANO』を発売。「夜の魚」の収録曲『夜の底で魚になる』をモチーフに脚本が書き下ろされた同名タイトルの映画(監督/多胡由章、脚本/菊水智佳、音楽/クマガイマコト)が2019年に制作、2020年に完成し、公開に向けて準備が進んでいる。
今回のプロモーションビデオは、『レジを打つ女』の楽曲の配信とタイミングを合わせて遅くとも8月中には公開予定だ。