新型コロナウイルス感染防止のた県内の修学旅行などの需要が拡大していることから新潟県三条市の三条観光協会(梨本次郎会長)は1日、教育旅行の受け入れ相談窓口を開設した。
三条市で教育旅行を希望する学校や旅行会社からの相談や問い合わせの窓口機能を担う。これに伴い教育旅行の受け入れが可能な市内企業をまとめたウェブページを三条市公式観光サイト「SANJO NAVI」内で公開。見学や体験のできる企業や、食事や買い物ができる道の駅を含め10カ所の概要を紹介している。
昨年度は新型コロナウイルスの感染拡大で県境を越えた移動や都市部への移動が制限されたため、県外への修学旅行に代えて県内の修学旅行が急増した。新たな県内の学校の修学旅行の目的地となったのが、となりの燕市。燕市観光協会が受け皿となり、昨年度は修学旅行で3,257人が来燕。それまで予算や人員を投じてきた産業観光の取り組みが思わぬ形で大きく結実した。
同時に燕市への修学旅行で三条市を訪問する学校も増えてきた。三条観光協会が把握している分では、修学旅行以外の日帰りも含め昨年度は17件の747人を受け入れた。ことしも4月から7月の予定分まで含めて18件の750人を受け入れ、昨年度の2倍近いペースだ。
こうした受け入れ相談窓口は各地で設置されているが、三条観光協会でも遅ればせながら積極的に受け入れに取り組むことになった。窓口は三条観光協会事務局の三条市経済部営業戦略室(電話:0256-34-5603)へ。