株式会社コロナ(小林一芳社長・本社:新潟県三条市)の自然冷媒CO2ヒートポンプ給湯機「エコキュート」の余剰電力の自家消費率向上への取り組みが、令和3年度デマンドサイドマネジメント表彰(機器部門)の「一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター理事長賞」を受賞した。
デマンドサイドマネジメント表彰は、一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センターが、電力負荷平準化に資すると認められる総合システムを広く公募し、そのうち特に優れたものを表彰することで電力負荷平準化システムのいっそうの普及と社会への啓発を図ることを目的に2011年度から主催している。
コロナ製品の受賞は13年連続となった。受賞理由は、太陽光発電の余剰電力を最大限活用するため、午前中の給湯使用量を学習し、夜間の沸上量を最小限に抑える機能を搭載して年間の消費電力量の52.7%をPV発電の余剰電力でまかなうことを可能にしたこと。さらに昼間の余剰電力の活用率を最大80%まで向上させ、年間の一次エネルギー消費量を従来機より約39%削減していること。