新潟県三条市は、市内唯一の地歌舞伎「中浦歌舞伎」の資料を市指定文化財に指定。これを記念して22日に中浦歌舞伎詳細調査の成果について語る記念講演会を開く。
中浦歌舞伎は三条市下田地区の中浦で江戸時代後期に始まり、約200年間、伝えられて1995年の上演を最後に途絶えている。
指定資料は、衣裳54点、大道具11点、小道具42点、台本40点、かつら5点、楽器2点、化粧道具2点、鹿嶋神社奉納額2点の計158点を有形民俗文化財に指定する。
記念講演会は、22日(木・祝)午後2時から4時まで三条東公民館で開く。三条市文化財保護審議会委員の高橋郁子さんが「中浦歌舞伎を調査して〜娯楽から誇りへ〜」、新潟県民俗学会理事の金田文男さんが「奉納額から見える中浦歌舞伎とその衣裳」をそれぞれテーマに講演にする。
定員は抽選で90人。参加したい人は7月12日(月)までに三条市生涯学習課文化財係(電話:0256-46-5205)に申し込む。